公園での“過ごし方”を考える
第1回目の対面参加型ワークショップから2週間後の3月30日(日)に、「公園での“過ごし方”を考える」というテーマでワークショップを実施しました。今回は2つのレクチャーを企画しました。
レクチャーのあとは前回同様に参加型のワークショップ。参加者さんの理想的な公園での過ごし方から2号近隣公園に必要だと思う要素をたくさん出していきます。
ワークショップ参加者
第2回のワークショップに参加してくれたのは子どもも含めて29名。今回も公園予定地周辺にお住まいの方を中心に、たくさんの方が参加してくれました。
居住地に関しては親子連れも多かったので、人数ではなく「世帯数」でデータを出しています。男女比、年齢構成などは以下の通りです。


量から質へ、変わっていく柏市の公園整備
まずは柏市都市部公園緑地課の永野さんから「事例紹介と柏市の思惑」というタイトルでレクチャーをしていただきました。

(以下はサマリーです)
柏市の公園整備の考え方と事例紹介 – スライド概要
柏市の公園整備の考え方と、実際の公園事例について紹介しています。特に、「みんなで使いやすい公園づくり」に重点を置いた内容になっています。
1. 柏市の公園整備の変化
昔:「量」を重視
• とにかく多くの公園を作ることが優先。
• 遊具の定番(ブランコ・すべり台・砂場)が設置されていた。
現在:「量+質」を重視
• ただ作るだけでなく、「使いやすい」「楽しい」公園へ。
• 地形を活かした遊具や、個性的なデザインが増えている。
2. 柏市の公園事例
① たなかT公園
•高低差のある滑り台
•地形を活かした遊具
② 柏の葉こかげ公園
• 特徴:公園内にある「野間土手」という文化財を保全しながら活用。
• 目的:歴史や文化を感じられる公園づくり。
③ 柏ふるさと公園(みんなの遊び場)
• 特徴:障がいのある子もない子も一緒に遊べる。
• 整備ポイント:
• 遊具エリアは平坦にしてゴムチップを敷き、アクセス性向上。
• 周囲に柵を設けず、誰でも入りやすい。
• ベンチや休憩スペースを設置。
• 車椅子用駐車スペースを確保。
• 目的:障がいのある子どもも気兼ねなく遊べる場所の確保。
3. 柏市の公園づくりの考え方(思惑)
疑問:柏市はどんな考えで公園を整備しているのか?
回答:①公園ごとの個性を活かす ②地域のニーズを反映する
• 他にはない特徴を持つ公園づくり(UDCK&みんスタの活用)。
• 住民の声を取り入れ、みんなで考えたデザインを実現。
• 目標は「みんなに愛される公園」「みんなでつくる公園」。
【まとめ】
柏市は、単なる遊び場ではなく、地域のニーズに合った公園づくりを進めています。特に、障がいの有無にかかわらず誰でも楽しめる公園を整備し、市民が主体となって関わる仕組みを大切にしています。
公園緑地課永野さんの発表スライド
>> から
スクロール方法など見やすい方法に変更できます
ウィーン市民の公園の過ごし方を参考に
2号近隣公園は公募によるプロポーザルを経て、公園のデザインを考える設計者が決定されています。
A+K・Terreus設計共同体が選定されていて、「A+K」というのはウィーンにある設計事務所です。2号近隣公園の現状のデザインや施設・設備に関してもヨーロッパの公園の事例やその要素が組み込まれています。今回はウィーンからKarin Zwerger (hofdame設計事務所)さんをゲストに迎えてレクチャーをしてもらいました。

ウィーンの公園の使い方 – レポート概要
(以下はサマリーです)
オーストリア・ウィーンの公園の使い方についてまとめたものです。公園がどのように人々の生活に溶け込み、どのような目的で利用されているのかを紹介しています。
1. ウィーンの公園の特徴
• 緑豊かで広い:ウィーン市には約1000の公園があり、市の約50%が緑地。
• 都市デザインの一部:住宅地とシームレスにつながる設計で、リラックスできる空間を提供。
• 気候対応:夏の暑さ対策としてミスト装置や噴水が設置され、冬には雪遊びもできる。
2. 人々の公園の使い方
• リラックス:散歩、読書、日光浴、ピクニック、友人や家族との時間を楽しむ。
• スポーツ・健康:ジョギング、ヨガ、太極拳、ダンスなど幅広い運動が可能。
• 文化イベント:野外コンサート、演劇、フリーマーケットなどが開催される。
• 子ども向け:木製の遊具、日陰の多い遊び場、水遊び施設が整備されている。
• シニア向け:健康器具を使った運動や、仲間と楽しめるスポーツプログラムがある。
3. 公園を利用する理由
• 健康維持:室内生活が多くなりがちな現代人にとって、外で体を動かす機会が重要。
• 孤独感の解消:特に高齢者にとって、公園は人と交流する場として役立つ。
• 住環境の影響:家が狭い、家族が多い場合、公園は貴重なリラックス空間となる。
• 新型コロナの影響:屋外活動が増え、ジムの代わりに公園で運動する人が増加。
【まとめ】
ウィーンの公園は、単なる「遊ぶ場所」ではなく、健康維持・人とのつながり・文化活動の場として機能しています。都市デザインの一環として計画的に整備され、誰もが快適に過ごせる工夫がされています。このレポートを参考に、日本の公園づくりにも活かせるポイントが多くありそうです。
Karinさんの発表スライド
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レクチャーと質疑応答の様子






ワークショップ「わたしにとって理想的な2号近隣公園での過ごし方を考える」
2つのレクチャーを聴講して公園での過ごし方について新たな知識を得たところで、ワークショップを実施します。
まずは「自分にとって理想的な過ごし方」を自由に発想してもらって、その後その過ごし方を達成するために「必要なモノ(設備・施設)」「必要なコト(人・仕組み)」「必要な周辺環境(近隣・周辺の環境)」をたくさん出してもらいます。
現状の公園の平面図、パース図をキャンパスにして付箋とシールを使って自分の考えを自由に書き込みをしてもらいます。
わたしにとって理想的な2号近隣公園での過ごし方
参加者全員の作品です。ここで列挙された「必要なモノ(設備・施設)」「必要なコト(人・仕組み)」「必要な周辺環境(近隣・周辺の環境)」は次のフローページ「ボイスのまとめと分析③( リンクはこちら )」に全て掲載しています。
































